ものおきごや。
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※国と偉人というカオスな設定です。
※今回は英×エリザベス一世
「ベス、大丈夫か?」
そう言って、私を引くその手はとても暖かった。
私は、彼が引いてくれた一人用の立派なソファにゆったりと身を預けると、近くの暖炉にそっと手をかざした。
その行動を見て、彼は私の足に厚い毛布をかけてくれた。
「私もおばあさんになりましたね。」
そう言うと、彼は何かをごにょごにょと言いたげに口元を動かした後と、
「綺麗なおばあさんだけどな。」
と小さな声で言うと、そっぽを向いた。
そんな彼を見ていると自然と口元がほころんで、気持ちも暖かくなる。
私がおばあさんになって、気持ちが落ち着いてきたせいもあるのか、昔は彼を恋の対象としてみられたのに、今は孫だと思うように彼が見えてしまう。
恋心はまだ残っているけれど、激しい炎から、燃え尽きそうな薪のような優しいじんわりとした温かみに変わってしまった。
「ああ、そうだ。紅茶を淹れてくる!葉は何がいい?」
「あなたが一番好きなもので。」と彼にそう告げると、彼は「わかった」と返事をして紅茶を淹れに部屋を出て行ってしまった。
さっきまで小動物のようにちょろちょろと動いていた彼を見て、昔は私も彼のように動けたのに、と口惜しい気持ちになった。
今はもう彼に手を引いてもらわないと歩けなくなってしまった自分が同時に情けなく思えてくる。
「私はイングランドと結婚しています。」
そう言ったその当時、ほとんどの人が『私は誰とも結婚しない』という意思表示だと受け取ったが、それは事実だった。
確かに私はイングランド・・・いえ、アーサー・カークランドと結婚した。
表では彼は国として尽くしてくれたが、裏では私が一人の男として彼に尽していた。
こっそり2人で森へ苺摘みに行ったり、彼が拾ってくる巷のおかしな噂に笑いあったりしたものだった。
そのうち、私は歳をとっていき、気付けば、孫が居てもおかしくない歳になってしまった。
けれども、それでも彼は私を若い奥さんのように扱う。
それが、私は嬉しかった。
確かに行動は、それの専用になっているかもしれないが、それ以上に愛がこもっていれば、私は何の苦もなく生活していける。
目の前にじじじと燃える薪を見ながら、私はそんなことを考えてみた。
あと少しで、彼は笑顔で私に紅茶を入れてきてくれるだろう。
きっと種類は、スミレの匂いが感じるダージリンにほんの少しのミルク。
それは私のお気に入りの紅茶だから。
---
エリザベス一世がどんな紅茶が好きかわからなかったので、妄想で。
※今回は英×エリザベス一世
「ベス、大丈夫か?」
そう言って、私を引くその手はとても暖かった。
私は、彼が引いてくれた一人用の立派なソファにゆったりと身を預けると、近くの暖炉にそっと手をかざした。
その行動を見て、彼は私の足に厚い毛布をかけてくれた。
「私もおばあさんになりましたね。」
そう言うと、彼は何かをごにょごにょと言いたげに口元を動かした後と、
「綺麗なおばあさんだけどな。」
と小さな声で言うと、そっぽを向いた。
そんな彼を見ていると自然と口元がほころんで、気持ちも暖かくなる。
私がおばあさんになって、気持ちが落ち着いてきたせいもあるのか、昔は彼を恋の対象としてみられたのに、今は孫だと思うように彼が見えてしまう。
恋心はまだ残っているけれど、激しい炎から、燃え尽きそうな薪のような優しいじんわりとした温かみに変わってしまった。
「ああ、そうだ。紅茶を淹れてくる!葉は何がいい?」
「あなたが一番好きなもので。」と彼にそう告げると、彼は「わかった」と返事をして紅茶を淹れに部屋を出て行ってしまった。
さっきまで小動物のようにちょろちょろと動いていた彼を見て、昔は私も彼のように動けたのに、と口惜しい気持ちになった。
今はもう彼に手を引いてもらわないと歩けなくなってしまった自分が同時に情けなく思えてくる。
「私はイングランドと結婚しています。」
そう言ったその当時、ほとんどの人が『私は誰とも結婚しない』という意思表示だと受け取ったが、それは事実だった。
確かに私はイングランド・・・いえ、アーサー・カークランドと結婚した。
表では彼は国として尽くしてくれたが、裏では私が一人の男として彼に尽していた。
こっそり2人で森へ苺摘みに行ったり、彼が拾ってくる巷のおかしな噂に笑いあったりしたものだった。
そのうち、私は歳をとっていき、気付けば、孫が居てもおかしくない歳になってしまった。
けれども、それでも彼は私を若い奥さんのように扱う。
それが、私は嬉しかった。
確かに行動は、それの専用になっているかもしれないが、それ以上に愛がこもっていれば、私は何の苦もなく生活していける。
目の前にじじじと燃える薪を見ながら、私はそんなことを考えてみた。
あと少しで、彼は笑顔で私に紅茶を入れてきてくれるだろう。
きっと種類は、スミレの匂いが感じるダージリンにほんの少しのミルク。
それは私のお気に入りの紅茶だから。
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エリザベス一世がどんな紅茶が好きかわからなかったので、妄想で。
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