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ものおきごや。
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※国と偉人というカオスな設定です。

※日と?さん











朝廷では様々な噂が飛びかう。
あの人が謀反を起こしそうだとか、たいそう美人なかの女性はあの男性を好いた、などなど。
その中でも、私の心にこびりついたのは、おもしろい読み物を書いている女性がいるという話でした。
私はどうしても、その読み物を読みたくなり、色々な人に頼んだり、人づてを頼ったりしながらなんとか手に入る分だけの全巻物を手に入れ、読み終えると、その話を書いた女性に私の胸中をどうしても知ってもらいたくなりました。
長く広げた巻物に自分の今の気持ちを全てしたため、和歌も一緒に同封すると、また人づてに頼み込み、彼女にその手紙を渡してもらうことになった。
けれども、返信は返ってこなかった。
いくど待てども、返ってくる気配はない。
しかし、それで満足した。
よくよく考えれば、あの手紙はあんな素晴らしい物語を書ける彼女の元に届いたって、文章もおかしいところが多かったので、どうせ笑われて捨ててしまわれたのだろう。
あきらめて毎日を過ごすうちに、ある日御簾の外に扇子が置かれていた。
急いでそれを拾い、羽を広げると私はその場で飛び上がるほどうれしく感じた。
ついに、ついに彼女から返歌が返ってきた。
今夜逢いましょうとまで書いてある。
私はまた御簾の中に戻り、もう一度扇子を眺めると隅に小さく書いてある『紫式部』という名前に心を動かされた。

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この後、菊と紫式部は意気投合して、藤原道長の同人誌を作ってるサークルとか作ったらおもしろいかも笑
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