ものおきごや。
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僕は向日葵畑の中で寝転んでいた。
目の前には真っ青な青空が広がっている。
僕は、風が向日葵たちをさわざわと揺らしながら奏でる音にじっと耳を傾けていた。
そっと、目を閉じる。
もっと、深く向日葵の鳴く声が聞きたかったから。
暖かいぬくもり、真っ青な空、向日葵。
全部、僕の欲しいものがここにあった。
気付けば、心地良すぎて、僕はうとうととしていた。
夢に落ちそうで、落ちない。
そんな感覚をずっと味わっていた。
ガサッ
どこかで、この世界には不釣合いな異質な音がした。
僕はずっとこのままがよかったけれども、体はその音に反応して立ち上がってしまった。
そして、音源を捜した。
向日葵たちは意外と高くて、僕の身長ぐらいあったから、とても探しづらかった。
あっちこっちに視線をこらす。
ある一定の方向を向くと、自分の中で『絶対、こっちにいる』と変な自信が生まれた。
僕は音源と思われる場所に向かってどんどん歩き出す。
急に、だけど。
向日葵たちを避けて歩いていくたびにどんどん向日葵たちの背が低くなっているのに気が付いた。
アメリカくんぐらい、イギリスくんぐらい、イタリアくんぐらい・・・。
心の中でそっと呟いていってみる。
中国くんぐらいの身長になったころ、一本だけ真っ白な向日葵が少し先にあるのが見えた。
歩みを止めて、弾んでいる息を抑えるようにゆっくりと息を吸いたり、吐いたりする。
じっと、真っ白なそれを見つめる。
それは、そこに居るし、風が吹けば揺らぐ。
僕と、向日葵。
それ以外の何かが存在するとは思えない。
ゆっくり、足を進める。
向こうは真っ白な頭を動かして、風に揺れている。
僕は歩みを止めない、それから、その向日葵の前に立った。
この身長はどこかで見覚えがある。
「 」
急に、声が聞こえた気がした。
耳をすますけれど、何も聞こえない。
手が勝手に動くように、やさしく向日葵に触れていた。
触れるたびに、どす黒い何かが胸の中でうずきだした。
触れていたい、けれども胸の中の何かも抑えたい。
気付けば、僕は向日葵を折っていた。
真っ白な向日葵。
きゅっと手で握り締めていると、花の真ん中から赤い液体が溢れてきた。
白から赤に染まっていく向日葵。
なぜか僕はぎゅっと抱きしめた。
僕の肩で赤い涙を流して泣いている向日葵。
なんで、泣いているの・・・?
気付くと、目の前にはいつもと変わらない天井があった。
僕は跳ね起きると、すぐに身支度を整えて、玄関のドアに手をかけた。
そんな僕をみてびっくりしたラトビアやエストニア、リトアニアが「「「どこに行くんですか?!」」」と声をあげる。
僕は三人に振り返ると、
「日本が欲しくなったんだ。」
と笑顔で言った。
・・・あの真っ白な向日葵は、僕のものだ。
目の前には真っ青な青空が広がっている。
僕は、風が向日葵たちをさわざわと揺らしながら奏でる音にじっと耳を傾けていた。
そっと、目を閉じる。
もっと、深く向日葵の鳴く声が聞きたかったから。
暖かいぬくもり、真っ青な空、向日葵。
全部、僕の欲しいものがここにあった。
気付けば、心地良すぎて、僕はうとうととしていた。
夢に落ちそうで、落ちない。
そんな感覚をずっと味わっていた。
ガサッ
どこかで、この世界には不釣合いな異質な音がした。
僕はずっとこのままがよかったけれども、体はその音に反応して立ち上がってしまった。
そして、音源を捜した。
向日葵たちは意外と高くて、僕の身長ぐらいあったから、とても探しづらかった。
あっちこっちに視線をこらす。
ある一定の方向を向くと、自分の中で『絶対、こっちにいる』と変な自信が生まれた。
僕は音源と思われる場所に向かってどんどん歩き出す。
急に、だけど。
向日葵たちを避けて歩いていくたびにどんどん向日葵たちの背が低くなっているのに気が付いた。
アメリカくんぐらい、イギリスくんぐらい、イタリアくんぐらい・・・。
心の中でそっと呟いていってみる。
中国くんぐらいの身長になったころ、一本だけ真っ白な向日葵が少し先にあるのが見えた。
歩みを止めて、弾んでいる息を抑えるようにゆっくりと息を吸いたり、吐いたりする。
じっと、真っ白なそれを見つめる。
それは、そこに居るし、風が吹けば揺らぐ。
僕と、向日葵。
それ以外の何かが存在するとは思えない。
ゆっくり、足を進める。
向こうは真っ白な頭を動かして、風に揺れている。
僕は歩みを止めない、それから、その向日葵の前に立った。
この身長はどこかで見覚えがある。
「 」
急に、声が聞こえた気がした。
耳をすますけれど、何も聞こえない。
手が勝手に動くように、やさしく向日葵に触れていた。
触れるたびに、どす黒い何かが胸の中でうずきだした。
触れていたい、けれども胸の中の何かも抑えたい。
気付けば、僕は向日葵を折っていた。
真っ白な向日葵。
きゅっと手で握り締めていると、花の真ん中から赤い液体が溢れてきた。
白から赤に染まっていく向日葵。
なぜか僕はぎゅっと抱きしめた。
僕の肩で赤い涙を流して泣いている向日葵。
なんで、泣いているの・・・?
気付くと、目の前にはいつもと変わらない天井があった。
僕は跳ね起きると、すぐに身支度を整えて、玄関のドアに手をかけた。
そんな僕をみてびっくりしたラトビアやエストニア、リトアニアが「「「どこに行くんですか?!」」」と声をあげる。
僕は三人に振り返ると、
「日本が欲しくなったんだ。」
と笑顔で言った。
・・・あの真っ白な向日葵は、僕のものだ。
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